焦点距離
それは初めて一眼レフを購入検討する人や初心者のほとんど人は mm(ミリ)単位の数字が意味不明に見えて困惑することと思います。 私もその一人でした。 カメラに詳しくない人は○○mmって結局何倍ズーム?と思ってしまうでしょう。 今回は焦点距離の違いで写真がどのように変わるかを EF-S17-85mm IS USMというレンズを使って比較してみます。 焦点距離 28.0mm(35mmフィルム換算:44.8mm) カメラ機種名 Canon EOS 20D 撮影モード 絞り優先AE 色効果モード 切 Tv(シャッター速度) 1/50 Av(絞り数値) 4.5 測光方式 評価測光 露出補正 +1/3 ISO感度 100 レンズ 17.0 - 85.0mm 焦点距離 28.0mm ストロボ 非発光 ホワイトバランス オート AFモード CONTINUOUS AF 現像パラメータ トーンカーブ 標準 シャープネスの強さ 0 色あい 標準 ノイズ低減 切 焦点距離 17.0mm(35mmフィルム換算:27.2mm) カメラ機種名 Canon EOS 20D 撮影モード 絞り優先AE 色効果モード 切 Tv(シャッター速度) 1/80 Av(絞り数値) 4.0 測光方式 評価測光 露出補正 +1/3 ISO感度 100 レンズ 17.0 - 85.0mm 焦点距離 17.0mm ストロボ 非発光 ホワイトバランス オート AFモード CONTINUOUS AF 現像パラメータ トーンカーブ 標準 シャープネスの強さ 0 色あい 標準 ノイズ低減 切 どうでしょうか? 28mmと17mmとではこれだけ写真に写せる情報量(範囲)が違います。 私の目(50cmほど)の前の子供を写すのでも焦点距離によってだいぶ違います。 28mmでは 門の鍵穴に車の鍵を入れようと集中してる子供の表情が良く分かります。 しかしズボンや靴などは写っていません。 17mmでは 子供の全身と門がより広い範囲映し出され奥行き感?が出てます。 しかし顔や手など一つ一つは小さくなってしまいます。 つまりより多くの情報(写す範囲)を広げようと思うと焦点距離は小さい数字になります。 焦点距離とは (以下キャノンEFレンズ辞典より) 平行光線がレンズの光軸に平行に入射したときレンズの第二主点(後側主点) から焦点までの光軸上の距離。簡単にいうと、無限遠の被写体にピントを 合わせたときの、第二主点からフィルム面までの光軸上の距離のこと。 う、うん・・簡単に言われてもよくわからない・・・ それより焦点って何?笑点なら知ってるけどという方のために 焦点とは (以下キャノンEFレンズ辞典より) 凸レンズに光軸に平行な光線を入射させると、理想レンズではすべての光線が 一点に集まったあと、再び円錐状に広がって行く。 この一点に集まった点を焦点という。具体例でいうと、虫メガネで太陽の光を 集光し一番小さくなった点が焦点。なお、光学用語では、・・・続く(チンプンカンプン) 詳しく知りたい方は キャノンEFレンズ辞典へどうぞ 詳しく知らなくても写真は撮れるので置いといて・・ 焦点距離の数値は35mmフィルムの基準に直すとよりわかりやすくなります。 というより35mmフィルムの基準にしないとカメラの種類によって焦点距離は ことなり比較した時混乱してしまいます。 焦点距離を「35mmフィルム換算○○mm」というのに直してあげます。 多くのデジタルカメラは銀塩カメラのフィルムにあたる撮像素子が35mmフィルムの 大きさよりも小さいため各々のカメラに適したレンズを使用してます。 20Dの映像素子(CMOSセンサー)は、22.5×15.0mmの画面サイズで APSサイズと言われてます。これは35mmフィルムの面積の約2/3ほどの 大きさの為、レンズの焦点距離17-85mmといっても35mmカメラの基準に あわすと×1.6倍する必要があります。 17mm×1.6=27.2mm 24mm×1.6=38.4mm 28mm×1.6=44.8mm ・ ・ 85mm×1.6=136mm これではよくわからないと思いますので大抵のコンパクトデジカメで比べると IXY600は20Dの映像素子よりかなり小さいので35mmカメラの基準に 合わすには約4.8倍する必要があります。 コンパクトデジカメはレンズ交換は出来ませんのであまり気にすることはないですが 一眼レフの場合はレンズの交換が可能ですので使用するレンズによって 写せる範囲も色々と変更することが出来ますので是非覚えてください。 IXY600では一番広角より(広い範囲)は35mmフィルム換算で37mm、 一番望遠より(狭い範囲)で111mmというのが仕様書に書いてあります。 IXY600 焦点距離 (35mmフィルム換算) ↓ ↓ 7.7(W)-23.1(T)mm [37(W)-111(T)mm] EF-S17-85mm IS USM 焦点距離 (35mmフィルム換算) 17(W)-85(T)mm [27.2(W)-136(T)mm] 大抵のコンパクトデジカメの広角よりは35mmフィルム換算で35~37mmに なってますのでデジタル一眼をお考えの方でコンパクトデジカメを 持っておられる方はそこ(広角)を基準に見られるとわかりやすいと思います。 冒頭に○○mmって結局何倍ズーム?とありましたが EF-S17-85mm IS USMは何倍ズーム?と言われれば 望遠の焦点距離85mmを広角の焦点距離17mmで割り算をすれば 5となるので5倍ズームになります。 あくまで○倍ズームは一番望遠時の焦点距離を広角時の焦点距離で割り算した 数字でしかないので、あまり一眼レフというか本格的なカメラ、写真の世界では 何倍かは言わないです。というかあまり意味がないのです。 例えば100mm-300mmのレンズは3倍ズームですがこのレンズの広角は IXY600で一番ズームした時の画角とほぼ同じくらいになってしまいます。 これで○倍ズームと比較する意味があまりないことがお分かりいただけたと思います。 デジタル一眼レフでもっとも標準的に使われるズームの焦点距離は 17mmもしくは18mmからになっておりコンパクトデジカメと比べると 35mmフィルム換算で37mm(コンデジ)-27.2mm(デジ一)=約10mm の差があります。10mmってたった1cm。大して違わないと思ったら大間違い。 17mm(35mmフィルム換算:27.2mm)だとこんな写真が撮れます。 こちらの「料理の鉄人?」に関するその他の写真はコチラ こちらの「大改造!!劇的ビフォーアフター ??」に関するその他の写真はコチラ 子供と座って遊んでいるときなどは50~70cmくらいの距離しか離れていないので 広角が17mmだと頭から目の前のおもちゃまで写せます。 より広角に絞ったレンズではEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMというレンズが あります。これは大きな建物を正面から撮ろうとしても向かいの建物があり 下がって撮ることが出来ないときなど非常に便利なレンズです。 このように被写体との距離が近いがより多くの情報を写す場合に 焦点距離の短いレンズは非常に有効で魅力的です。 これが一般的なコンパクトデジカメだと同じように写そうと思ったら マトリクスのネオばりに仰け反るか(笑)後ろに下がって撮るしかないのです。 その他焦点距離の違いによってどのように写るか載せてみました。 26mm(35mmフィルム換算:41.6mm) 17mm(35mmフィルム換算:27.2mm) ◇参考になった方はこちら◇ ↓ 人気ブログランキング
by CanonEOS20D
| 2005-03-06 22:24
| EF-S17-85mmIS USM
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